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WORKSHOP (DOMESTIC) VR百人一首かるたにおける札とり動作の数理モデル解析とそのゲームスキル調整への応用
丸山 礼華 (津田塾大学), 栗原 一貴 (津田塾大学), 山中 祥太
第31回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS 2023)
November 24, 2023
本論文では百人一首かるたにおける新しいゲームスキル調整方法について検討する.VR内で実装された百人一首かるたゲームおける,札を取るプロセスの一部がいわゆるポインティングタスクとみなせることから,被験者実験によって得られたデータについてFittsの法則を用いた数理モデル解析を行った.その結果,札までの距離,手の大きさや札の大きさなどをVR空間内で変更することが札取り時間に与える影響を精度良く予測することができた.また,プレイヤにとって許容される範囲で手の大きさや札の大きさをVR内で変更することで,プレイヤ自身が気づきにくい形で札を取る速度を制御できる可能性が示唆された.これはこれまで我々が提案してきた,対人ゲームにおける知覚困難なスキル調整の一種であり,より発展的概念である「自己知覚困難なスキル調整」の一例と位置づけられる.これについて展望する.
Paper : VR百人一首かるたにおける札とり動作の数理モデル解析とそのゲームスキル調整への応用 (external link)