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OTHERS (DOMESTIC) 知的対話アシスタントにおける雑談を目的としたユーザ発話の検出
赤崎 智(東大), 鍜治 伸裕
情報処理学会自然言語処理研究会
July 21, 2017
ユーザとの対話により様々な仕事や雑談などを行う知的対話アシスタントが注目されている.知的対話アシスタントはタスク指向型対話システムと非タスク指向型対話システムが混ざった,多種多様なドメインでの対話が行われる全く新しい対話システムである.本稿ではそのような対話システムの実現のため,ユーザ発話が雑談を行おうとしているか否かを判定するという新しいタスクを提案する.我々は商用の知的対話アシスタントの一つであるYahoo!音声アシストのデータを対象に,n-gram 等の基本的な特徴量に加え,多様なユーザ発話を扱うためにツイッターとウェブ検索エンジンのクエリを用いた外部特徴量を設計した.実験では2 値分類器に上記の特徴量を与え,実際にユーザ発話が雑談であるか否かの判定を行った.結果,基本的な特徴量だけを使うとF 値が86.21%だったものが,外部特徴量を加えることで87.53%まで改善できることを確認した.
Paper : 知的対話アシスタントにおける雑談を目的としたユーザ発話の検出 (external link)