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電子情報通信学会(国内)
2018年度業績賞 受賞
2019.7.3
杉山昭彦(ヤフー)、加藤正徳(NEC)、佐藤幹(デンソー)が、「低歪雑音抑圧・消去技術の開発と実用化」の業績に対して、2018年度電子情報通信学会業績賞を受賞しました。
この技術の中心をなす重み付き雑音推定と一般化たすき掛けパイロットフィルタ構成は従来比1/10の雑音推定誤差で高音質を達成し、携帯電話、ボイスレコーダー、カメラ、ロボットへ搭載された画期的なものです。これらの技術は、様々な製品へ搭載されて豊かな生活の実現に貢献したばかりでなく、3GPPの雑音抑圧国際標準認証取得、MPEG SAOC(空間オーディオオブジェクト符号化)標準への採用をなしとげ、さらに愛知万博における半年のロボットデモを通じて、展示会騒音下での音声認識実用性を世界で初めて実証しました。このような幅広い製品搭載実績と音声認識性能の実証をヤフーのサービスに反映できるように、研究・開発を続けていきたいと考えています。