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カンファレンス (国内) 暑熱順化を考慮したソーシャルヒートセンサの設計

飯田 静空 (NAIST), 若宮 翔子 (NAIST), 清水 伸幸, 藤田 澄男, 荒牧 英治 (NAIST)

第15回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(第21回日本データベース学会年次大会) (DEIM 2023)

2023.4.25

近年,世界中で発生する気象危機の進行に伴い,熱波はより広範囲に高頻度で拡大している.日本でも今 夏の熱中症患者数が過去最高を更新するなど,夏季における適切な「暑さ」マネジメントの重要性は年々増している. これまで「暑さ」を理解するための指標には,客観的な気象データに基づくWBGT や不快指数などが利用されてき たが,それらには人間の感覚特性が考慮されてはいない.人間の感覚には,一定期間の「暑さ」を経験することによ る慣れ(暑熱順化)という特性があり,これを考慮することで「暑さ」をより適切に表現することができると考えら れる.本研究では,クラウドソーシングを使用して,「暑さ」を体感温度という指標として定義する.そして,人間の 暑熱順化を考慮したソーシャルヒートセンサの設計を行い,「暑さ」を理解するためのシステムを構築する.

Paper : 暑熱順化を考慮したソーシャルヒートセンサの設計新しいタブまたはウィンドウで開く (外部サイト)