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論文誌 (国内) 解像度を維持する Bullet Time 用射影変換行列の導出および評価

坂本 竜基, 陳 鼎(東野 進一)

情報処理学会論文誌

2015.5.15

被写体を中心に等間隔に並べた多視点カメラからの映像のうち,同時刻における各カメラのフレームを順に切り替えるとBullet Timeと呼ばれるカメラワークを持った映像表現となる.このとき,各カメラを被写体の1点が画像の中心となるように設置しなければ不自然な映像となってしまうため,各フレームを射影変換で補正する手法が提案されている.しかし,この射影変換は元のフレームを変形することから,そのままの解像度で出力すると周囲に空白部分ができてしまう.これを回避するには変換後の画像を拡大すればよいが,過度に拡大すると出力画像が劣化してしまう.そこで,本稿では,この拡大をなるべく抑えて元の画像の解像度を維持しつつ,Bullet Timeカメラワークとして自然な射影変換を行うアルゴリズムを提案する.また,それぞれの変換が既存手法に対してどの程度,解像度を維持できるのかを明らかにしたうえで,被験者実験によりカメラワークがユーザに与える影響を,主にテレプレゼンスと自然さの観点から検証した結果を報告する.

Paper : 解像度を維持する Bullet Time 用射影変換行列の導出および評価新しいタブまたはウィンドウで開く (外部サイト)