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その他 (国内) 個々の役割を指示可能な入力言語に応じた2人のインタラクションの動作生成の検討

田中幹大, 近藤 雅芳, 藤原 研人

言語処理学会第29回年次大会 (NLP 2023)

2023.3.13

本研究では言語を入力とした,2人のインタラクションを伴う動作生成に取り組む.既存研究では言語と動作の関係を学習し動作生成を行なってきた.よって,インタラクションを生成する際には2人分の動作を単一の記述で表現する必要がある.しかし,一部動作においてこの記述には一方は能動態,他方は受動態で表現される非対称な関係性を内包している.この見識に基づき本研究では,インタラクションの記述を受動態・能動態の言語に変換することによって,主体と受け手双方の動作を生成する手法を提案する.また,両者の位置や動作の関係性の考慮のために,動作間のクロスアテンションも導入する.更に,非対称な動作の場合に,一般に2人の動作の学習データ全てに主体・受け手のラベリングが必要となる.本研究では少数のアノテーションを用いて学習データ全体にこのラベリングを行う手法も提案する. 既存手法を拡張する方法と比較し,文章を解釈し主体と受け手に分けて動作生成を行う提案手法の有効性を実験により示した.

Paper : 個々の役割を指示可能な入力言語に応じた2人のインタラクションの動作生成の検討新しいタブまたはウィンドウで開く (外部サイト)