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カンファレンス (国内) チームづくりに役立つふり返りの対話の方法と方法論の研究

瀧 知惠美

日本デザイン学会 第66回春季研究発表大会

2019.6.27

本研究の目的は、プロジェクトメンバー相互の信頼が醸成していく方法と方法論を明らかにすることである。本研究では、プロジェクトメンバーが信頼し合い、共通の目的へ向かって一人ひとりが自分ごととして取り組めるチームを「いいチーム」とする。複数チームでふり返りの実践を繰り返していった成果が、ふり返りの対話の方法「デザインリフレクション」である。対話の基本枠組みは、次の4つの問いから成り立つ。(1)「特に苦労したことは?」(2)「苦労したことをどのように乗り越えたか?乗り越えようとしているか?」(3)「がんばるモチベーションになっていたことは?」(4)「やってみて気づいたことは?(よかった点/改善点)」ふり返りの対話の方法の成り立ちに関して、理論的考察を「いいチームづくり」の方法論として3つ示す。(1)ドラマ性のある語りで苦労と工夫の試行錯誤が明示される。(2)「リフレクション・イン・アクション」をチームで行う。(3)「わかる」ことが活動意欲を向上させる。

Paper : チームづくりに役立つふり返りの対話の方法と方法論の研究新しいタブまたはウィンドウで開く (外部サイト)