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カンファレンス (国内) 大規模汎用言語モデルを用いた雑談対話システムの対人関係性に基づく発話制御の検討

山崎 天, 川本 稔己 (LINE/東京工業大学), 吉川 克正, 佐藤 敏紀

言語処理学会第28回年次大会 (NLP 2022)

2022.3.14

本研究では、大規模汎用言語モデルを用いた雑談対話システムにおける、対人関係性に基づいた発話制御の実現を目指す。大規模汎用言語モデルは膨大な学習データやニューラルネットワークのパラメタ数によって、知識や文章表現の面で多様な出力できるが、その多様性ゆえに「敬語からタメ口になる」や「攻撃的になる」など、意図や場面に関係なく様々なスタイルで発話を生成してしまい、制御が難しい。本稿では、ポライトネス理論を参考に、相手との対人関係性を示す情報をプロンプトに付与することで、ポライトネス・ストラテジーを考慮した応答を生成できるか検証する。また実験結果をもとに、「大規模汎用言語モデルの発話生成能力を活かしながらポライトネス・ストラテジーを考慮する対話システム」を実現する上で解決すべき課題について議論をする。

Paper : 大規模汎用言語モデルを用いた雑談対話システムの対人関係性に基づく発話制御の検討新しいタブまたはウィンドウで開く (外部サイト)