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ワークショップ (国内) ハンズフリーのデバイス操作のための汎用イヤラブルデバイスのIMUセンサーを用いた表情認識手法

北森 迪耶 (東京工業大学), 坪内 孝太, 西尾 信彦 (立命館大学), 西山 勇毅 (東京大学), 下坂 正倫 (東京工業大学)

情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 (IPSJ SIGUBI)

2023.11.21

本研究では,汎用イヤラブルデバイスに内蔵されるIMU センサーを用いて,表情認識が可能となる 手法を提案する.表情認識は,ハンズフリーでのデバイス操作や障害者支援システムなど,幅広い応用が 期待できる研究分野である.しかし,先行研究では,カメラで撮影した画像を用いた表情認識や外部セン サーを取り付けたカスタムデバイスを使用した表情認識が盛んであり,プライバシー問題や日常生活動作 の障害となる可能性を孕んでいる.そのため,表情認識技術は商業的な利用が多く,日常生活での活用事 例は少ない.そこで,本研究では,表情にコマンドを割り当てることで日常的なハンズフリーデバイス操 作を可能とするためのイヤラブルデバイスによる表情認識手法を提案する.提案手法では,汎用イヤラブ ルデバイスである”AirPods”を使用して,8 人の被験者から5 種類の表情変化を記録した時系列データを用 いて,機械学習モデルによる表情認識の評価実験を行う.その際,訓練データに表情認識対象者のデータ を含める場合と含めない場合の2 種類の評価実験により,ユーザー依存性の有無も考慮した汎用イヤラブ ルデバイスでの表情認識の可能性を示す.

Paper : ハンズフリーのデバイス操作のための汎用イヤラブルデバイスのIMUセンサーを用いた表情認識手法新しいタブまたはウィンドウで開く (外部サイト)