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その他 (国内) トピックモデルと大規模位置履歴を用いた地域ごとの興味関心分布の分析

宮永 薫 (東京工業大学), 安納 爽響 (東京工業大学), 坪内 孝太, 下坂 正倫 (東京工業大学)

情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 (IPSJ SIGUBI)

2024.3.19

地域訪問者の興味関心分布の分析は,訪問先の地域が持つ需要や特徴は明らかにできる.そのため 訪問者の需要に合わせた店舗展開や近年盛んに行われている訪問者予測などに役立つ.既存研究では,検 索クエリと位置情報を用いた,訪問者の興味関心の分析が行われた.しかしこの研究は,訪問者の平均的 な興味関心を捉えることができたが,訪問者の多様性を表現できず,興味関心の異なる人が集まる大都市 特有の傾向を明らかにできなかった.そこで本研究では地域を複数の訪問者タイプの集合として扱うこと で,訪問者の多様性を表現できる枠組みを提案する.具体的には,地域を文書,訪問者を単語,訪問者タ イプをトピックと見立て,トピックモデルの一種である Gaussian LDA を活用することで,大都市におけ る多様な興味関心の傾向や内訳を明らかにする.提案手法の性能評価のために,東京や大阪をはじめとす る 9 都道府県における 6 ヶ月分の検索クエリと位置情報データを用いて,人のタイプと訪問者の内訳を抽 出する実験を行い,既存手法よりも大都市の分析に優れていることを評価する.また様々な都市・POI ご とに訪問者の内訳を比較し,議論を行う.

Paper : トピックモデルと大規模位置履歴を用いた地域ごとの興味関心分布の分析新しいタブまたはウィンドウで開く (外部サイト)