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その他 (国内) 処理遅延のあるシステムにおける待機時間とプログレスバーの進行速度変化がユーザの離脱行動および感情状態に及ぼす影響
宮本 快士 (明治大学), 三山 貴也 (明治大学), 中村 聡史 (明治大学), 山中 祥太
電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会 (HCS)
2025.6.1
Webページの読み込み中における体感時間を短縮する手法として,プログレスバーのような進捗インジケータが広く利用されている.我々はこれまでの研究において,読み込み中の待機画面に表示されるプログレスバーがユーザの離脱行動に及ぼす影響を調査してきた.しかしこれまでの研究では,待機時間の長さおよびプログレスバーの進行速度変化の条件が十分に統制されておらず,これらの要因がユーザの行動に及ぼす影響を十分に検証できていなかった.そこで本研究では,異なる平均待機時間と進行速度変化を組み合わせた複数の条件について参加者間計画による実験を実施し,待機時間と進行速度変化がユーザに及ぼす影響について分析を行った.実験の結果,待機時間が9秒程度のときにプログレスバーのアニメーションの初期段階で進行速度が遅い場合,離脱が発生しやすくユーザの満足度が低くなることが明らかとなった.
Paper :
処理遅延のあるシステムにおける待機時間とプログレスバーの進行速度変化がユーザの離脱行動および感情状態に及ぼす影響
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